浄化槽復旧工事

去る8月23日、平戸で降った記録的な大雨の時に浄化槽が浮く！という驚くようなことが起こりました。

現場を見たときはさすがに驚いたのですが、よく考えてみると、裏山からの雨水が浄化槽にものすごい勢いで流れてきて、周りの砂が水分を含み液状化と同じ現象が起きたものと思われます。いつまでもこの状況では住まいになっている方は不便極まりないので、速やかに浄化槽復旧作業にとりかかります。

「二度と同じことが起こりませんように。」という思いを込め、工事を始める前にお酒と塩でお清めをいたします。

まずは、浄化槽を穴から取り出すために、水をバキュームカーで汲み取り、上部のコンクリートを壊します。ここで丁寧に作業をしないと、浄化槽を痛めて使いものにならないので慎重に作業をします。
　

取り出された浄化槽。傷が付いていないので再度使えそうです。


残された砂を全部取り出し、今回浮き上がり防止措置を設置する場所の位置を決めます。

浮き上がり防止措置のL型アングルをコンクリートにアンカーボルトで固定し、更に、上部コンクリートに埋め込まれるL型アングルをボルトで緊結します。

浄化槽を再度地中に戻します。

戻された浄化槽を再び砂で埋め戻します。又、近くには暗渠と呼ばれる、表には出てこない排水を設置します。

埋戻しが終わったら鉄筋と型枠を組んでコンクリートを打設します。

コンクリート打設が完了し、周りに採石を敷き込み均して復旧作業の完了です。

今回、被災された方は不便な生活を強いられ、とんだ災難だったと思いますが、復旧が済み元の生活に戻ることができて一安心だと思います。　

平戸以外にも日本では災害による甚大な被害が起きておりますが、自然の猛威には人間の力は何ともちっぽけだと感じてしまいます。

災害に遭われた方には、心からのお見舞いを申し上げると共に、一日でも早く元の生活にもどれるようお祈りいたします。

松浦史料博物館☆ミ

皆さん、こんにちは。
今日は、先日より改修工事をしていた現場が完了しましたので、そちらをUPしたいと思います。
物件は【松浦史料博物館http://www.matsura.or.jp/】で平戸市にある建物の中でもとても歴史のある貴重な建物です。今回の工事は千歳閣の大屋根軒先の腐食した部分をやりかえるというものです。

それでは着工前です。建造は１８９３年、明治２６年です。使用されている瓦は鎬桟瓦（しのぎざんがわら）普段何気に見ている瓦ですが、実は形状に結構種類があるんです。この鎬残瓦は瓦の山の部分が尖った形状をしています。平戸の古い建物では多く使われているのですが、最近は生産をしているメーカーが殆どありません。

まずは瓦を丁寧に撤去します。なぜ、丁寧か？それは再度使うからです。気を付けないと割れてしまいます。しかも、軒先部分は漆喰にて固めているので、尚更慎重に作業をします。

次に葺き土（瓦の下に敷かれた土）、野地板（葺き土を敷き込むための下地板）、広小舞（軒先に取り付ける木材）の木部を撤去します。

ここからは復旧の作業になります。まずは先程の広小舞と瓦座（読んで字の如く瓦が座るため納まりが良くなるため広小舞に打ち付ける木材）を取り付けます。

それから野地板を貼ります。

ここから余り見かけない施工だと思いますが、昔ながらの工法では野地板の上にトントン葺という 薄い杉板を敷き込んでから葺き土を載せるのですが今回は、ルーフィングを敷き込み、その上に葺き土を載せました。桟木は土を止めるためのものです。又、鎬残瓦は引っ掛け施工ができないので、葺き土が必須です。

瓦を葺き終えたら、本葺部（平瓦の上に丸瓦を載せる葺き方）の施工です。

平瓦部に土を載せます。そして、更にモルタルを載せて丸瓦を固定します。

はい、一応これで瓦葺きは終了です。どうですか？本葺き部は重厚さが出てると思いませんか？

そして、軒先部は漆喰で再度固めます。これは下塗りの状態で目荒らしを入れています。

これが、最後の仕上げの状況です。

完成です。昔ながらの瓦工事は大変手間がかかりますが、それだけに美しい仕上がりになります。特に鎬残瓦は尖っていてそれがツゥーっと通っている仕上がりは特に美しさを感じます。又、本葺きは寺院や神社で見かけることが多いと思いますが、建物に重厚感を与えてくれます。



中野ハウジングは住まいは勿論の事、歴史的建造物も多く手がけています。その建物にあった伝統的工法を守り、見事に復活させる技術も持ちあわせています。
我が家は築何十年も経っていて、リフォームしたいけどどうしようかと考えていらっしゃるならば、迷わず中野ハウジングへご相談ください。

最後に、工事とは関係がありませんが、松浦史料博物館さんでは、ユニフォームでポロシャツを着用しています。いなせな感じがして、なかなかかっこいいデザインだと思いませんか？もし、売りだされたら買いですね(^^ゞ

地鎮祭☆彡

皆さんおはようございます。
終わる現場があれば、始まる現場があるということで、
本日早朝８：００より地鎮祭が執り行われました。
天気は申し分なく晴れていたのですが、何しろ気温が高すぎて、東から差し込む太陽が刺さるような感じで辛く、普段は祭壇部分にしかしない紅白の垂れ幕を東面は全面にかけました。

ご家族は平戸出身の平戸在住の方で、夫婦２人に子供さんが３人という５人家族の０様といいます。一番上のお子さんは、現在高校３年生で、卒業後は、たぶん平戸を離れることになると思います。
中野ハウジングとしては年内に引越しが完了されるように、全力を尽くしていかなければなりません。






神事は地元の亀岡神社の下條宮司様に勤めていただき、厳かな雰囲気の中、執り行われました。

地鎮祭は身が引き締まり、お客様のご期待に十分応えようという気持ちが湧いてきます。O様これから末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
地鎮祭は工事の無事、安全を祈願するものでありますが、中野ハウジングでは、おそらくお客様の人生で一度の大事業であるご自宅の新築工事を良い思い出になるように。という気持ちも込めています。また、上棟時には餅まきもします。お子さんのいるご家庭なら、こういう風習を次の時代に引き継ぐ良い機会でもあります。皆さんも、家を建てる時は、神事をやるようにしてみてはいかがでしょうか？

JIOさんによるリフォーム瑕疵保険の検査でした。

皆さんこんにちは。
昨日はJIOさんのリフォーム瑕疵保険の検査がありました。
検査の対象は防水の検査でした。
この現場は一部減築（増築の逆で面積を減らす。）を含むなかなか難しい工事でしたので、任意である、リフォーム瑕疵保険の申請をしたのです。

 

まずは着工前と解体中の写真を。

元々の建物は、ご主人自身が建て、その後も増築を何回もやられたみたいです。
とても、思い出の詰まった愛着のある建物だと思います。

そして、屋根工事です。

 

この時期は、梅雨時期で雨養生が大変でした。

そして、更に、奥の減築部分の解体工事です。

 

ここは、2階建だったんですが、今回は平屋にします。

 

屋根の施工と土間部のコンクリートです。

途中の工程は省略して完成です。

そして、最後にJIOさんの瑕疵保険の検査です。
検査は約40分かけ丁寧に見てもらったのですが、
特に指摘事項はなく、無事に終了しました。

私たち、中野ハウジングは、瑕疵（本来の性能を満たさないような欠陥）など発生しないように細心の注意を払って施工をしていますが、万が一の時のことを考え、お客様が十分な保証の機会を得られ、安心感も得られる、、任意であるリフォーム瑕疵保険制度を利用しています。リフォームでアフターサービスなどで不安があられる方、ご相談ください。

JIOさんによる構造体検査でした

今日は先日上棟をした現場の住宅瑕疵担保保証の構造体の検査でした。

 
検査をされるのは日本住宅保証検査機構、通称ジオ（JIO）さんです。
早朝より検査官の方が見えて、外壁周りを検査します。
外壁周りは指摘事項はありませんでしたε-(´∀｀*)ﾎｯ
それから内部に移動して金物関係の検査です。
(;´д｀)しまった！かすがい（柱や束と横架材を接合する金物）が抜けている箇所が！！指摘はされましたが、その場で是正をし、無事検査は完了しました＼(^o^)／

 

現在の法律では、施工業者は新築の場合、瑕疵担保保険への加入、又は、供託金を供託することが義務付けられています。
リフォームの場合は任意ですが、同じような保険制度があります。
もし、あなたが新築を計画されているなら、業者さんの瑕疵担保保険制度の確認をお忘れなく！

久々の投稿です！

皆さんこんにちは！
ずいぶんとご無沙汰しております。
久しぶりの投稿です。
それも前回は５月２５日ですから、かなり時が経ってます。
そんな中でも訪問してくださる方がいて大変ありがたく思います。
と同時に申し訳なく思っています。更新が滞ってすいませんでした。
特に理由はないのですが、不精をしてました。

久々の投稿と同時にBlogも引越しをいたしました。
引越しの理由は？
最近Facebookなるものにはまってしまって、
そちらばかりをいじくってました。
気分もなんとなくにFBに関連したものがいいかなって思い、引越しです。
特に大きな意味はないです。ハイ。

それでは、それでは、
中野ハウジングの最近の動向は？
前回のBlogを更新してから、なんだかんだ言いながら忙しくしていました。

６月１７日にはJercoの会合で鹿児島の西谷工業さんを訪問してきました。
リンク先はこちら↓
http://oyakata-higechan.potika.net/CALENDAR/201106/18/
http://blog.livedoor.jp/edasenmu/archives/65577689.html
親方ひげちゃん、江田専務すいません。勝手にリンク貼りました。

７月１３日、１４日はTOTO九州管内の有志による交流会もありました。
リンク先はこちら↓
http://blog.livedoor.jp/edasenmu/archives/65588343.html
http://blog.livedoor.jp/totowoods/archives/52065423.html
またまた江田専務、モリティさん、勝手にリンク貼ってすいません。

また、他にも中野ハウジングは７月から決算期が５１期目となり、
新しい半世紀を迎えました。
そこで、日頃お世話になっている、山九平戸錬成館さんにお願いして、
研修を７月２日と１６日の二日間行いました。
研修はパートナーと二人で歩行ラリーを行いました。
歩行ラリーとは、予期せぬ状態に陥ったときにどういう行動をとるのか？
パートナーと二人で力を合わせその窮地から脱することができるのか？
色々と普段の自分の行動を反省させられる、又、気付かされる研修でした。

パートナーのS君と！

全員完走して記念撮影！

結果は一回目は無残にも全員リタイアだったのですが、
二回目は一回目の教訓を生かし、無事全員完走することができました。
５１期も社員全員で力を合わせ、良い一年になるよう頑張ります。